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極寒-15℃車中泊  

1月9~10日に手持ちの寝袋で、何度まで眠れるか千歳で耐寒訓練してきました。
結果はそれなりに寝れたけど、もうちょっとだけ下半身に保温力が欲しい感じでした。
出来れば寝袋を新調したいけど、お金が・・。

10日朝7時40分の様子。
車内は4箇所の窓を4cm位開けて寝たにも拘らず内側が霜だらけ。
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起きたときは室温-15℃だったが太陽が出たのと、寝袋から出て動いていたので温度計が
ちょっと上昇してしまった。それでも-14.4℃の表示。
(アメダスデータによると千歳は最低気温-17.9℃、この温度計は校正してないのでそれ位寒かったかも)
極寒-15℃車中泊  _c0210644_033573.jpg

窓の霜が綺麗
極寒-15℃車中泊  _c0210644_0342087.jpg

私は結露対策の為、寝袋の上にシーツとカバーをかけて寝るのですがシーツとカバーの間に霜が発生してた。
気温が低いので霜だが、室温が-5℃程度だったら湿った感じになっていると思う。
(写真はシーツ表面とカバー裏面、シーツとシュラフの間には結露無し)
極寒-15℃車中泊  _c0210644_0362348.jpg

一番上のカバー表面、シーツと寝袋の間はサラサラでなんとも無かった。
しかし足元は、カバーと車の壁が接触していたのでそこに霜が発生していた。

外に出ると、千歳川に気嵐が発生してました。
極寒-15℃車中泊  _c0210644_040736.jpg

極寒-15℃車中泊  _c0210644_0402077.jpg

今後の為に参考になるデータが取れました。


【訓練の流れ】
 ・場所は、千歳の道の駅『サーモンパーク千歳』で9日の23時50分頃到着。
 ・車内温度が低くないと意味が無いので、千歳市に入ってから4箇所の窓を開け車内を
  -10℃まで下げてから0時半頃就寝開始。
 ・朝5時頃、足が暑くて目が覚める。靴下用カイロが無かったので普通の貼るカイロミニを貼っていたが
  温度が熱くなりすぎて、低温やけどしそうだった。この時室温は-15℃。
 ・目が覚めてからジッパー部分のコールドスポットが気になり、なかなか寝付けない。20分くらいウトウトして就寝。
 ・7時過ぎに目が覚めた。室温は-15℃。

【装備】
 ・寝袋:8年位前に買ったナンガの名称もFPも不明な、総重量1100g位のダウンシュラフ 
 ・シュラフシーツ:ナンガ ウォームアップライナーSZ ジッパーは邪魔だったので切り取って250gに軽量化したもの。
 ・シュラフカバー:モンベル ブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバーワイド 190g
 ・上半身アンダー:finetrack スパイルフィルMW(ウールと化繊のハイブリット)
 ・上半身ミドル:パタゴニア R2ジャケット(フリース)
 ・上半身ダウン:ノースフェース フラッシュジャケット(900FPダウン100gくらい)
 ・下半身アンダー:適当な股引
 ・下半身ミドル:モンベル トレールアクションタイツ(フリース)
 ・下半身ダウン:モンベル ULダウンパンツ(800FP50gくらい)
 ・頭:モンベル スーパーメリノウール バラクラバ
 ・手:モンベル メリノウール インナーグローブ
 ・靴下:スマートウール ハイクミディアム・クルー + モンベル メリノウール エクスペディション ソックス
 ・ダウンシューズ:昔買った安物(登山用ではなく家庭用)
 ・マット:百均銀マット180×100×0.2cm+リッジレスト(旧モデル R値2.6)100×51×1.5cm

【所感】
 ・寝袋は首周りとジッパー部から熱が良く逃げる。
 ・ナンガの寝袋は首周り広すぎ。コードで絞めても右肩付近に隙間できる。予備のアンダーで隙間埋めた。
 ・ジッパー部分はシングルドラフトチューブだとそこが巨大なコールドスポットになる。
  ダブル仕様じゃないと寒冷地では意味が無い

 *2014年2月訂正:ナンガのドラフトチューブが細すぎて使い物にならないだけだった。
 ・肌に直接触れるものはすべてウールが良い。化繊は余程暖かくないと冷え感がある。
 ・下半身が若干冷え性なので、ULダウンパンツでは保温力が足りなかった。
 ・厳冬期の睡眠にはバラクラバ必須。顔の冷え防止だけでなく、呼吸も暖かい。
 ・足先は冷えやすいのでダウンシューズも必要。外に出るのにいちいち登山靴履くのも面倒なので
  雪中歩行出来る、防水ロングタイプのテントシューズがあると良さそう。
 ・コールドスポットがある時は貼るカイロで対策。シュラフ内に未開封品を入れておけばすぐ対処できる。 
 ・靴下には靴下用カイロでないと低温火傷するかもしれない。
  その他の部位は、ダウンジャケットやダウンパンツが空気層になるのか特に熱さは感じなかった。
 ・結露は冷気と寝袋の熱気が触れる箇所の暖かい側で発生した。
  今回は寝袋+シーツ+カバーで重ねたので、シーツとカバー間で発生した。
 ・足元はカバーと車内の壁がくっ付いていたので、カバー外側と壁の間に霜がついていた。
 ・寝る直前に生姜湯を飲んだら体が温まった。しかし、これは状況によっては危険だ。
  暑くて汗をかいたり、ジッパーを開けてしまった場合、途中で寝冷えして目が覚めてしまう恐れがある。
by ms090 | 2014-01-11 23:59 | 道具
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